なかなか治らない痒み・・
ベタベタの皮膚・・
薬はずっと必要?
たくさんの動物たちが痒みをメインとする皮膚病で悩んでいると思います。
痒みの原因はたくさんありますが、一番多いのはアレルギーです。
アレルギーを起こす原因物質であるアレルゲンは、ノミ·花粉やハスダスト·食べ物などが代表的です。
何よりもまず適切な診断が必要です。
適切な診断のもとでお薬を使うと、落ち着くことも多いですが、中にはお薬を飲んでいても痒みが抑え込めない··というワンちゃんもいます。そのような時には、以下のような対策を考えていきましょう!
- 食べたことのない食材に変更して反応をみる(除去食と言います)
- スキンケアで皮膚バリアを整える
- 適切なサプリメント など
を組み合わせて治療します。また状況に応じて皮膚科専門医と協力し、その子に合った治療を計画します。
①について約2ヶ月継続する必要があります。フードを変更したばかりの時は一時的に胃腸の調子が不安定になることもありますが、「合わない」と判断するのは2ヶ月待ちましょう。また変更する際は獣医師と相談しましょう。
②スキンケアもとても重要ですが、適切な食事や治療によってスキンケアが必要ない皮膚にできるもあります。また「保湿」もとても重要ですね。当院では炭酸泉や適切なシャンプー考えてその子に合った方法で行います、詳細は一度ご相談ください。
③サプリメントはいろんな種類があります。一番大事なのは「継続」です。なかなか効果を実感しにくいですが、投薬頻度を減らしたりできるのでぜひ活用しましょう。
何年もの間、強い痒みと慢性的な皮膚炎がコントロールできなかったワンちゃん。
皮膚もかなり黒ずみ、分厚くなっています。
ご家族と綿密に相談して治療を計画をたて、継続することでずいぶん改善し、痒みから解放され少しずつ発毛してきました。
皮膚でお悩みの動物がいらしゃる場合はお気軽にご相談ください。